窓などの穴あけ

私ははっきり言って、この作業が嫌いです。ひとつふたつの穴あけだったらいいのですが、車体の窓となると、車両本体の穴以外に、窓枠の穴あけとたいがい数が揃いますので・・・でも、これは避けては通れない工作ですので仕方ありません。それに車両の出来を左右するのも、窓を正確にあけられるかどうかにかかってます。数をこなして上手になるしかありません。


 

正確なケガキが必要です。ノギス、スコヤ、あるいはトースカンを利用して正確に窓、ドアをケガキます。

ケガキが終わったら、ケガキ線の内側に糸ノコの刃を通すための穴をあけます。私は、1.0mm のドリルを使っています。

糸ノコは、ヘラクレスなどの切れるものを必ず使用します。上手な人はいきなりケガキ線の真中を切ってヤスリがけはいらないらしいのですが、私はどうもまっすぐ切れないので、少し内側を切ってからひたすらヤスリがけでケガキ線にそろえます。

ヤスリは購入したままですと、ヤスリ目のない部分にバリが出ていますので、この部分をグラインダーなどで直角に整形します。

両サイドにヤスリ目がある場合には、片方をグラインダーで削ります。目が残ったままですと、きれいな穴はあけられません。

場合によっては、ヤスリの幅が広すぎて、小さなサイズの窓をあけることができません。迷うことなくヤスリをグラインダーで削って窓サイズより小さくしましょう。窓に入らないからと言って、角ヤスリを使用するときれいに仕上がりません。

ヤスリ目のない部分(削って直角に整えた部分)を窓の角に当てて削りますと、きれいに直角の窓をあけることができます。

図の赤い部分がヤスリ目のない部分になりますが、ここにヤスリ目やバリがあったらきれいに削れないのは一目瞭然です。


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