みなとみらい線 Y500系

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横浜の S さんからのご投稿
(写真、本文とも)

みなとみらい線 Y500系

2004年8月18日 Y500系 はじめに

2004年2月1日、横浜市民待望のみなとみらい線が開通し、同時に Y500系がデビューしました。地元の車両と言うこともあり、なんとか模型化できないかと考えました。

当初はペーパーでの製作を予定していましたが、ステンレス特有のリブはエッチングでの表現がベストと言う結論になり、製作に至ったわけです。

まだまだ製作中ですから、工作が進み次第逐一報告させていただきたいと思います。まずはどうやって作るのかをちょっとだけお知らせします。

●素人がエッチングできるのか?

ナンバープレートなどの小パーツのエッチングならともかく、車体などの大物のエッチングとなると外注という方法が一般的でした。
当初は私もそのつもりでした。
ところがサンハヤトという電子基板のメーカーから感光洋白板が発売され、素人でもパソコンを利用して簡単にエッチングパーツが作れるようになりました。ただし大きさは 20m 級 HO車体には小さいので、半分ずつ作ってつなぐことも考えました。
そして今度はドライフィルムという感光剤に代わるものも発売されるようになって、HO の真鍮車体にも利用できるようになりました。

なお、エッチング技法に関しては、模型海と空の HP を参考にしました。

●台車や床下は?

幸い?某社よりほぼ同型の東急新5000系が発売されます。
キットも出るので台車などのパーツの発売が決定しているようです。
床下器具はまだ考えていません。

●グラデーション塗装はどうするのか?

最大の難関である塗装はエアブラシでは至難の業です。
これはもう、パソコンでデカールを作るしかないでしょうね。ALPS の MD プリンターでの製作を考えています。

 

2004年8月30日 Y500系 妻板の製作

今回の工作で用意するもの

パソコン、インクジェットプリンター、Corel Draw (ドローソフト)、図面 (東急新5000系)

サンハヤト製DFW-KIT (下記のものを含む、カタログには未掲載)
インクジェット用フィルム、感光洋白板、ガラスクランプ、露光機、現像材、
プラ製バット、竹製ピンセット、温度計、エッチング液 (
塩化第2鉄溶液)、サーモヒーター

セロテープ、カッターナイフ、プラ製ロート、刷毛、ティッシュペーパー

以下、模型海と空と重複するところが多いので要点および相違点だけを説明します。

Y500系図面 ●作図

鉄道ファン誌の折込図面を参考にして、Corel Draw で作図しました。ガイドラインが使えるので寸法取りが楽にできます。

ワードの作図機能でもできるはずですが試したことはありません。図面でわからないところは、実物写真を参考にしました。

車体はコの字型に曲げるため屋根部の幅を決める必要があります。まず妻板を先に作ってから車体の寸法を決めます。

車体は 0.5mm 真鍮板を使用し、ドア枠、窓枠、リブを残して 0.1mm 程度エッチングするので、作成した妻板部の図面から左右側面、屋根部を 0.4mm 内側にオフセットしました。そのあと、サイドエッチングを見越して全体を 0.1mm 大きくしました。

左の図面写真をクリックすると、大きく表示します。

●パターンフィルムの作成

感光洋白板はネガタイプなので光が当たったところがパターンとして残ります。ラインを黒で作図した後、白黒反転させて印刷します。

模型海と空のHPではOHPフィルムを使っています。トレーシングペーパーを使った例もありますが、最近では基板作成用インクジェットフィルムが発売され、高品質での印刷が可能です。また出力センターにデーターを持ち込んでフィルムにしてもらうこともできるようです。

私の場合はインクジェットフイルムを使用しました。両面エッチングをする場合に裏面を作図する際は、左右反転させます。

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